メモのような

解釈メモに使ったり日記に使ったり突然のポエマーになったり

芸能人を応援するスタンスについて

書く書く詐欺一覧から選んだ。

何を書きたくて一覧に載せたのか、今では当時の感覚は思い出せないけれど、今の感覚で書こうと思う。

 

確か、芸能人を応援するスタンスについてまとめておきたかったと思う。

あと、情報収集に一生懸命になれないことに対して言い訳したかったと思う。

 

大前提として私は推しのことをまったく信頼していない。

最高の作品を届けてくれる、俳優やアイドルということに関しては100%信用している。

でも、人間としてはこれっぽっちも信頼していない。

過去に応援していた俳優にひどく裏切られたことがあって、多分それが原因で芸能人の言葉を信頼できなくなったんだと思う。

どれだけ作品のことが好きで、演じた役のことが好きで、ステージの上が好きで、グループのメンバーのことが好きで、ファンのことを大切に思っていると言っても、喜んだふりをして裏では「はいはい、営業お疲れ様」と冷めている。

本当は全力で喜びたい。

推しの心を占めている何かを信じて、それにときめきたいし、感動したい。

 

推しのことは大好きだと100%の自信を持って言える。

神とか貯金全額とか、推しの笑顔とか、とにかくなんにでも誓って言える。

それでも推しの心を信じることができない。

裏切られたときの絶望を知っているから、逃げに走ってしまっていることに自覚はある。

ステージの上でだけ夢を見せてくれたらいい、とプライベートがどんなに屑でも幻滅しないよう、現時点で見えない脅威に対して目を塞いでいる。

彼女がいても、それをひどく匂わせていても、人間性が屑であっても、気づかないようにしっかり目と耳を塞いでいる。

 

推しは仕事が少ない。

多すぎて追っかけるのが大変、なんて言ったことがない。

数少ない仕事にラジオやTwitterがある。

でも聴かないし、きちんと読まない。

プライベートを欠片でも知りたくないから。

仕事でやっていることとは言え、ほぼ素が出ないステージの上とは違って、推しの環境が漏れ出てくる。

 

漏れ出た素の姿をきっかけに嫌いになりたくない。

ステージ上の姿が輝いていたらそれで満足できる。

プライベートがどんなに屑でも、仕事で私を満足させてくれたらそれで充分。

推しの素に幻滅するのは、推しの仕事を評価していないから。

ファンサしてくれなくても、彼女がいても、ステージの上で輝いている推しを好きになったのだから関係ない。

 

ステージにいない推しを評価したくない。

その一心であらゆる情報を遮断している。

 

推しのことは大好きだ。

売上ランキングのために何枚もCDやDVDを買って、無料で周りに配ったり、公演の度、ブロマイドを完売させるために何十枚も買うくらいには。

会場が埋まらないチケットを何枚も無料で周りに配るくらいには。

推しがこの先も笑ってくれるなら、ステージの上に立ち続けてくれるのなら、きっとリボ払いだって消費者金融だって怖くない。

 

推しに幻滅してしまうことだけが怖い。

勝手な理想で推しを持ち上げていることはわかっているけれど、現実を見る勇気がない。

推しの好きな食べ物、習慣、リフレッシュ方法、好きなゲーム、やっているゲーム。

好きだからやっぱり知りたい、でも知って嫌いになったらどうしよう。

それなら知らないままでいたほうがいい。

 

部屋に積まれた、推しのインタビューが載っている未開封の雑誌、舞台裏映像が収録されている未開封のDVDを見てそんなことを思った。

 

 

(推しのプライベートは何も知らないけど、お金はしっかり落としているし仕事上での魅力は数え切れないほど知っているから、茶の間と呼ばないでくれたら嬉しい)

(2次元、俳優、アイドルとそれぞれ推しがいてDDかよと思われそうだけど、誰でもいいわけでもないし、それぞれのカテゴリにおいて最推しなので私の中では浮気ではない)