メモのような

解釈メモに使ったり日記に使ったり突然のポエマーになったり

テニミュで体調を知る

結局鬱で休職しまして。

そんなことは知り合いに到底言えず。

誘われるがままに舞台に行った。

でも1人で外出ができなくて、連番以外のチケットはすべて手放した。

そんなことは初めてだった。

テニスを楽しくないと思ったのも、片っ端からチケットを譲りまくったのも。

 

結局休職しまして。

ずっと引きこもっていた。

周りには悟られないよう、誘われた現場は這ってでも行った。

2日連続で外出するのが辛くて、実家に呼ばれてと言い訳をして現場をサボったことがある。

心療内科に通っていることを知られたくなかった。

2週間に1回、昼間に外に出られればいいほうだった。

不眠で昼夜逆転して、ゴミだらけの部屋になんとなく危機感を覚え、1ヶ月に数回、夜明けにゴミを出してから寝る生活だった。

 

休んで休んで休み続けて、なんとか4th関氷公演に足を運んだ。

テニスに行くのは義務だった。

何年も続けてきた習慣だった。

楽しめないんじゃないかと不安で、待ち合わせギリギリまで布団に丸まっていた。

私が連番相手のチケットを持っていたからドタキャンなぞ以ての外だった。

そこまでしないと外に出られなかった。

 

公演の批評をするつもりは一切ない。

良いところもあれば改善してほしいところもあっただけ。

ただ、年下の少年たちがステージ上を走り回り歌い続ける姿に涙したことで、ようやく体調が回復しつつあることを感じられた。

劇場に行っても気分が悪くなることもなく、純粋に楽しんで変えることができたのは久しぶりだった。

テニスが私に感情を戻してくれたようにも思えた。

 

4thめちゃくちゃ楽しいな。

通えなかった公演があるのが悔しい。

今の私ならもっと振り切って楽しめるはず。

今後の公演は全力で楽しめるよう、社会復帰に努めたい。

 

なお、これは私が軽度の鬱で、舞台で人生が回ってるような人間だったから、なんとか非日常を楽しめるようになっただけです。

すべての方が私みたいにすぐ回復できるわけではありません。

今も楽しいことをギリギリ楽しめるようになっただけで、「元気そうじゃん(皮肉)」のような声をかけられることが一番辛いです。

鬱になる前の元気な日常に戻るにはまだ時間がかかると言われました。

現場に行くためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには仕事をしなくてはいけない。

だから私も早く仕事に復帰したいです。

鬱は治りかけが一番怖いなどと聞いていたので、またどん底に落っこちるんじゃないかと怖くなります。

こうして客観的に自分のことを書いているだけで大きく回復の道に進めているんじゃないかと、自分を励ましながら過ごしています。

また健康的に舞台を楽しむことができるその日まで、なんとか頑張ろうと思います。