メモのような

解釈メモに使ったり日記に使ったり突然のポエマーになったり

テニミュで体調を知る

結局鬱で休職しまして。

そんなことは知り合いに到底言えず。

誘われるがままに舞台に行った。

でも1人で外出ができなくて、連番以外のチケットはすべて手放した。

そんなことは初めてだった。

テニスを楽しくないと思ったのも、片っ端からチケットを譲りまくったのも。

 

結局休職しまして。

ずっと引きこもっていた。

周りには悟られないよう、誘われた現場は這ってでも行った。

2日連続で外出するのが辛くて、実家に呼ばれてと言い訳をして現場をサボったことがある。

心療内科に通っていることを知られたくなかった。

2週間に1回、昼間に外に出られればいいほうだった。

不眠で昼夜逆転して、ゴミだらけの部屋になんとなく危機感を覚え、1ヶ月に数回、夜明けにゴミを出してから寝る生活だった。

 

休んで休んで休み続けて、なんとか4th関氷公演に足を運んだ。

テニスに行くのは義務だった。

何年も続けてきた習慣だった。

楽しめないんじゃないかと不安で、待ち合わせギリギリまで布団に丸まっていた。

私が連番相手のチケットを持っていたからドタキャンなぞ以ての外だった。

そこまでしないと外に出られなかった。

 

公演の批評をするつもりは一切ない。

良いところもあれば改善してほしいところもあっただけ。

ただ、年下の少年たちがステージ上を走り回り歌い続ける姿に涙したことで、ようやく体調が回復しつつあることを感じられた。

劇場に行っても気分が悪くなることもなく、純粋に楽しんで変えることができたのは久しぶりだった。

テニスが私に感情を戻してくれたようにも思えた。

 

4thめちゃくちゃ楽しいな。

通えなかった公演があるのが悔しい。

今の私ならもっと振り切って楽しめるはず。

今後の公演は全力で楽しめるよう、社会復帰に努めたい。

 

なお、これは私が軽度の鬱で、舞台で人生が回ってるような人間だったから、なんとか非日常を楽しめるようになっただけです。

すべての方が私みたいにすぐ回復できるわけではありません。

今も楽しいことをギリギリ楽しめるようになっただけで、「元気そうじゃん(皮肉)」のような声をかけられることが一番辛いです。

鬱になる前の元気な日常に戻るにはまだ時間がかかると言われました。

現場に行くためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには仕事をしなくてはいけない。

だから私も早く仕事に復帰したいです。

鬱は治りかけが一番怖いなどと聞いていたので、またどん底に落っこちるんじゃないかと怖くなります。

こうして客観的に自分のことを書いているだけで大きく回復の道に進めているんじゃないかと、自分を励ましながら過ごしています。

また健康的に舞台を楽しむことができるその日まで、なんとか頑張ろうと思います。

テニミュが楽しくない

新テニsecond stage

どうしよう

観ていてつまらない

firstはあんなに楽しかったのに

私とsecondの相性が悪いのか、精神的に何もかもがつまらなく見えているのかわからない

ただ、テニミュに行ってつまらないと感じた公演が初めてで、ひどく落ち込んでいるし自分にがっかりしている

あんなに賛否両論だった4thの不動峰公演だって、思うところはあるものの個人的な総評はかなり良かった

だらだらしていて退屈なところはあったけれど、見たいところを見るためだけに会場に足を運ぶということができていた

初日は今までのテニミュがなくなって辛かったけれど、見れば見るほど楽しいところを発掘できて、チケ集めが苦じゃなかった

今回の新テニsecondも良いと思える部分はあるのに、それを見るためだけに足を運べるかというと、それができない

マチソワ行くつもりでマチネを観劇して、ああつまらないと帰った

 

思い返せば最近何しても楽しくない気がする

ソシャゲはログボ回収して閉じるし、漫画アニメ小説、どれも深く考えるようなものは手に取れなくて、何も考えずに流せる日常系とかギャグ系しか見ていない

仕事帰りに何かしたくても、疲れ切っていて家に帰るとすぐ横になってしまう

そのせいで新テニsecondもつまらないと思ってしまったのかもしれない

むしろ私の心の持ちようが原因であってほしい

テニミュがnot for meになってしまったら私はこれからどう生きればいいかわからなくなる

ほかにも趣味はあるけれど、テニミュは私にとって心の大部分を占めていて、私の根幹を作り上げているからそれがなくなったら地獄へ真っ逆さまだ

 

テニミュは本来の私が見れば超絶最高に楽しくて、どこへでも飛んで何度でも見たくなるはずなので、きっと楽しめない私が悪いのだと思う

早く本調子になってテニミュを楽しみたい

多分、通常運転に戻ったとき、secondのBDを見て楽しい、なんであのときもっと通わなかったんだ、と感じるはずなのでそれを信じることにする

ミュージカル座「野の花」に関してだらだらと

約半年ぶりに舞台を観た。

久しぶりの観劇に思いが溢れてしまったので、

感想と共にだらだらと書こうと思う。

 

だらだらと書いていたら予想以上に長文になってしまったため、冒頭に要約を入れておく。

 

・戦争ものはしんどいからあまり観たくない。

・構成や演出が良かった。

・「花はどこへ行った」がお気に入りで何度も聴きたいので是非CDを売ってほしい。

 それかせめて訳詞をどこかで見られるようにしてほしい。

・ハンスがしんどい。

・舞台って最高。

 

以上、要約終わり。

 

 

 

タイトルの作品は第二次世界大戦時のドイツを描いたものだが、

まず私が戦争もの舞台に抱いている思いを先に書く。

 

私の推しは今まで3回戦争ものの作品に出演している。

主演であったり脇役であったり、様々だ。

3年間で3回出演していて、どれもほぼ全通している。

特攻隊が2回、真珠湾攻撃が1回。

仲間と共に死ねず生き抜いてしまったり、卑怯者だと詰られながら基地に何度も帰り、最後の親孝行として二階級特進後の遺族年金的なものを計算して死にに行ったり、今から死にに行く仲間の健康を守ったり。

どれももう悲惨な役だった。

10数回、推しが同じ内容で苦しむ姿を見続け、千秋楽公演でようやく解放される。

正直観ているのが辛い。

だったら虚無舞台と呼ばれる違う意味で悲惨な作品に出たほうがマシかもしれない。

少なくとも虚無舞台で推しの生死に振り回されることはない。

なぜならつまらなさすぎて推ししか観ず、内容は二の次だからだ。

こんな思いで生き延びるなら、あのとき死んだほうが良かったかもしれない。

なんでもいいから生き延びてほしい。

この先どんな気持ちで生きていくのか。

そんなことを観劇中、号泣しながらずっと考えているのは非常に疲れる。

平和を考えるきっかけになるし、当時生きていた人たちのことを知るきっかけにもなる。

それは重々理解しているが、1回観ただけでメッセージは十分すぎるほど伝わる。

推しの演じる役がただ笑顔で生きられる世界を、公演期間はひたすら望み、そして現実世界でも推しが理不尽に命を落とすことがないようにと望む。

これで十分ではないだろうか。

だから、3回目の戦争もの舞台終演後、推しに「次はどんな作品がいい?」と聞かれたとき、迷わず「戦争もの以外で」と答えた。

フィクションの世界であろうと、国の命令そのままに死んでいくのを観るのはもうごめんである。

 

というわけで、私は戦争ものが大の苦手である。

じゃあ全通しなければいいじゃんと言われるかもしれないが、それはそれこれはこれ。

推しの姿は1秒たりとも見逃したくないし、取れるチケットは全部買うものである。

ただ、まあ3作品通過して学んだのは、1公演観てどの程度体力を消耗するか調べてから複数のチケットを買うべきということだった。

しかし、それを生かす場はしばらく先になりそうだ。

 

長々と書いてしまったが、ここから「野の花」関連の話に移る。

今回の作品に推しは出ていなかった。

少し気になる俳優がいて、その人(以後「お目当て」表記)目当てでチケットを買った。

ホームページのあらすじで戦争ものだということはわかっていたが、約半年ぶりの舞台であり、状況によっては今年最後の舞台になりかねず、またお目当てはフリー俳優ということもあって支援の意味も込めてお目当ての日程をすべて予約した。

事務所の俳優ならまだしも、このご時世フリー俳優が役者をやめてしまわないか心配で心配で仕方なかった。

第二次世界大戦時のドイツという単語で大体察すると思うが、ホロコーストの話である(私の知識レベルを書いておくと、アンネの日記、ハンナのかばん、その他写真集等を数冊読んだ程度である)。

私が今まで観てきた作品はすべて日本の軍人がメインだったが、今回は外国の一般人がメイン。

初めてのジャンルに少し楽しみも覚えていた。

友人を誘い、久々に美容院で髪を染め、ネイルを新調し、当日に備える。

そうして、中目黒のキンケロシアターに乗り込んだ。

 

公演後のツイートを抜粋すると、「死にたい」「殺してくれ」「成仏させてくれ」「地獄」「この世界で生きていくのが辛い」である。

生死が笑いものにならない作品の感想として不謹慎かもしれないが、率直な感想なので今は見逃してほしい。

ざっくりとストーリーを書いておく。

ネタバレが嫌な人はここでさようならだ。

以後、劇中の台詞を引用する箇所があるが、当然台本が手元にあるわけではないのでニュアンスとして捉えてもらえるとありがたい。

 

ドイツ人のリーザとユダヤ人のルイーゼは家族ぐるみで親しくしていた。

ところが、ヒトラーユダヤ人迫害を始め、生活が一変する。

ルイーゼは学校に通えなくなり、リーザの父の別荘に家族で隠れ住む。

リーザの父はユダヤ人迫害に反対していたが、大学教授の地位や世間体、家族の安全のためにナチに入党。

リーザの兄ハンスはまだ若く、ヒトラーに洗脳され青少年団に入り、ユダヤ人を敵対視していく(ユダヤ人の友人がいるにも関わらず)。

リーザとルイーゼは隠れて会っていたが、ユダヤ人迫害が強まり、ルイーゼの家族はポーランドへ逃げ消息を絶つ。

ハンスはソ連へ出征したが、心を病み入院し、自殺。

ハンスを失ったことによりリーザの両親はひどく落ち込み、ほぼ家庭崩壊。

リーザは党員の夫を持っていたが、生まれつき足が悪い上にユダヤ人の肩を持つ彼女を疎み、夫婦仲は冷え切っていた。

遂にリーザはルイーゼを探しにポーランドに旅立ち、ゲットーで死を待つ彼女と再会する。

彼女はユダヤ人の夫と2人の子どもをもうけており、子どもの未来をリーザに託して息を引き取った。

 

現代パートと戦時パートに分かれており、老いたリーザが孫のイーダにルイーゼとの思い出を話すという作りになっている。

ちなみに、イーダはずっとリーザの孫として育てられていたようだが、本当はルイーゼの孫である。

 

ざっくり書くと、こんな感じの救われない話である。

ホロコーストに救いを求めるほうが間違っているのだが。

ルイーゼの子が希望といえば希望なのだが、ほかの絶望要素があまりに重すぎて2人の子どもだけでは到底上書きしきれなかった。

 

お目当てについて書く前に、作品全体の感想を書いておく。

お目当て関連は今以上に文が暴走して読みにくいだろうから。

 

リーザとルイーゼが手を繋いで森を歩くシーンが一番心穏やかだった。

女の子たちが仲良くしているのが大好きなので、心拍数的には穏やかとは程遠かったが。

この話を最大限不謹慎に茶化すとしたら、百合に割り込む男は消えろ、だろう。

チョビ髭生やした独裁者さえいなければ、2人の幸せが一生続いたというのに。

クララとインゲのいじめっ子コンビは、まあ嫌なやつである。

だが、球技大会でクラスが勝利したとき、約束通りリーザと同じように足を引きずって行進したのは意外だった。

弱いものいじめが日常と化している典型的ないじめっ子だが、根は悪くないのかもしれない。

だからといっていじめを良しとするわけでもないが。

作品の流れとして好きだと思ったのが、リーザは子を堕胎し、ルイーゼは2人の子と孫を残したことだ。

リーザは劇中、ナチス党員の夫の子を妊娠するが、生まれつきの障害が遺伝すると党に判断され、無理矢理中絶させられた。

妊娠発覚時には「ドイツが理想とする典型的な北欧系ゲルマンの家族ができた」と個を無視して喜ばれたというのに。

リーザはその後、自分の子を産むことはなかった。

一方、ドイツから迫害されたユダヤ人のルイーゼは子孫を残した。

ルイーゼは最期に「私はナチスに殺されずに死ぬ。私は勝った」と言うが、子孫繁栄の面でもナチスに勝った。

優れた血が劣った血に混ざり滅びることを恐れ、劣った血を消そうとした結果、劣った血が残ったのだ(劇中の言葉や思想を用いているだけで、私個人として血に優劣があるとは思っていない)。

素晴らしい皮肉だろう。

あと、ルイーゼの孫であるイーダは、性格がリーザに似ていて引っ込み思案なのも良い。

劇中、ハンスが「ユダヤ人は僕たちとは考え方が違う、おかしい人種なんだ」と言うが、イーダはユダヤ人(父親の人種が不明だが)であるにも関わらず、ドイツ人のリーザとよく似ている。

血や人種はアイデンティティの一部だが、その人をその人たらしめるすべてではないということだろう。

ほかに印象に残ったシーンは、ドイツ軍の侵攻が始まったあたり。

オーストリアが併合された。

その一言で初日は泣いた。

個人的にオーストリアが大好きで大好きでたまらないから、ついにこの日が来てしまったのだと、絶望に落ち込んだ。

オーストリアは被害者だという見方をする人がいるが、この戦争においてオーストリアは加害者だろう。

無理矢理併合されたわけではない。

大好きな国が悪の道に走るのを眺めているのが辛かった。

そしてポーランドへ侵攻した、という台詞。

周りの大国に切り分けられ続けたポーランドの苦難がまた始まったと、歴史書をなぞっているかのような苦々しい気持ちになった。

そして、最後の「花はどこへ行った」の歌。

恥ずかしながらこの曲を知らず、後で調べたところ反戦歌だと知った。

ミュージカル座の名にふさわしく歌がとても上手で、涙を誘った。

号泣しながら聴いていたせいで歌詞がうろ覚えだ。

日本で一般的に知られているのは、おおたたかしさんの訳詞だと思うが、微妙に歌詞が違う。

プログラムを確認すると、この作品での訳者は高野絹也さんらしい。

CDかDVDがとても欲しい一曲だ。

何度も繰り返し聴きたい。

せめて高野さんの歌詞を知りたい。

もし劇団関係者が奇跡的にこのブログに辿り着くことがあれば、検討していただけたらと思う。

おおたたかしさんの訳詞にはなかった「いつの日にか気づくでしょう(かなりうろ覚え)」がとても気に入っている。

 

話は変わり、少しリーザたちへの批判。

ユダヤ人への迫害が始まった頃から、追放されるときまでリーザや父は「いつかわかりあえる」「どうかわかってほしい」と言っていた。

どうして弱者相手に理解するコストを払わせようとするのか。

「私たちはユダヤ人を迫害するドイツ人とは違う」と言いたいのはよくわかる。

敵だと誤解されたくないのもわかる。

きっと私がリーザたちの立場になっても同じことを思う。

でも、わかってほしいと言う前に同胞を説得してユダヤ人のことをわからせる方が先だろう。

「私たちは違う」という思いが先行しているように感じた。

そして、若干批判があるような、ないような感想。

父は入党し、リーザは党員と結婚する。

客席から観ていた私はありえないと思った。

まあ、守らなくてはいけないものがたくさんあるから、入党はせざるを得なかったかもしれない。

だが、既にルイーゼが居場所を失っているというのにその原因と結婚するのか、と思ってしまった。

ユダヤ人の扱いで夫と衝突するたびに、あほではと思ってしまった。

でも私がそう思うのは、この先の結末を知っており、かつ第三者だからだ。

ルイーゼは結婚後、ユダヤ人絡みだと夫が豹変することを知らなかった。

ドイツの雰囲気がより深刻になることを知らなかった。

じわじわと浸食してきた当時は、きっとこれ以上酷くなるとは思っていなかっただろうし、もしかしたら国際世論に負けてユダヤ人迫害はなくなるが、このままナチスがドイツを強くしてくれると希望を抱いてすらいたのかもしれない。

今だからその選択は誤りだと言えるが、当時の人間だって自分の選択が正しいと思っていたのだろう。

父が「ヒトラーが演説し始めた頃はみんなありえないと言っていた。その聴衆は今もここにいる」と言った。

父もその1人だったが、入党し、最終的に大学で「書を捨て、総統のために戦おう」と学生に教えるようになる。

声を上げなかった人、ナチスに迎合すると見せかけて内側から変えようとした人、みんなその1人だった。

「いつまでも続くはずがない」「国際社会で生きるためにこんなことは続けられない」「党内で良い未来のために意見を出す」父はそう言ったが、最悪の結末は逃れられなかった。

茹で蛙のように、少しずつおかしなことが増え、どうにかなるだろうと考えているうちに後戻りできなくなってしまった。

入党して意見を変えようとしたものの「悪魔の手を握ってしまった」のだ。

みんな考えが甘いが、傍目八目で偉そうに批判する私も考えなしのあほである。

 

 

全体的な感想はここまでにして、お目当てについて語る。

今まで以上に感情的で読みにくい文章になっていることを予め謝罪しておく。 

私のお目当てはリーザの兄、ハンス役だった。

終始とても優しく、誰からも好かれる性格をしており、小児麻痺で足の悪いリーザを思いやる兄。

初登場時からにこにこしていて、客席で私もにこにこしてしまった。

ところが、若さ故の浅慮でヒトラーに傾倒してしまう。

爽やかに「ハイル・ヒトラー!」と両親に挨拶した時点で嫌な予感しかしなかった。

ナチスヒトラーは悪で、ヒトラーの境遇がどんなに恵まれなかったとしても、情状酌量の余地はない。

そういう価値観を持っている状態で観劇しているのだから、もうこの時点で死にたい。

なんとかナチに反対している父が説得してくれないかと思っていたが、時代に従うようにヒトラーを神聖化していく。

生き生きとヒトラーの演説を語る姿に吐き気すら覚えた。

その後海外へ派遣されてからは、駐屯地にいるばかりで何も起こらない、外国にいるとドイツをより誇りに思うなどと手紙を書く。

そして、戦争が始まりソ連に親衛隊として出向く。

ソ連に派遣されたところで休憩に入り、初日の休憩中、私は友人と話をしていた。

「これで戦死したら後味最悪だね」と。

まさかこの想像を上回る最悪が起こるとは思わなかった。

ソ連で冬将軍に惨敗して帰国するのだが、なんと現地でユダヤ人の虐殺をしていた。

といっても自主的なものではなく、命令だったが、ハンスの心を壊すには十分すぎた。

ソ連の寒さと虐殺したユダヤ人が心を病ませ、家に帰ってきたはいいものの病院送りとなり、自殺して舞台から去った。

「寒い、寒い」と仲間の死や極寒を思い出し、「殺さないでくれ」と自らの手で殺したユダヤ人に怯える演技に私はずっと泣いていた。

ハンスは紛れもない加害者だ。

若さ故の無知につけ込まれたとは言え、ユダヤ人迫害の流れに与していたのは事実である。

父が「ユダヤ人も人間だ」と説得を試みたにも関わらず、耳を貸そうともしなかった。

強い指導者、強いドイツ帝国への希望、同調圧力、様々な要因があって傾倒していったのは理解できる。

だが、友人でもあるユダヤ人の居場所を自分の意思で奪っていった。

ルイーゼたちからしてみたらどう見ても加害者で、復讐すべき相手だ。

だが、PTSDにかかって帰国して自殺。

途端に戦争の被害者になる。

ずるいと思ってしまった。

お目当てが演じている、というだけで結構贔屓目に見ていたのだ。

若いから仕方ない、判断力がない、と。

そして心を病んだ彼に涙して。

公演が終わり、舞台から一歩離れれば、糾弾されるべき加害者であることに気づいた。

リーザとルイーゼの幸せな未来を奪う片棒を担いだ、憎い存在だった。

なのに被害者という属性も併せ持っている。

反省して許されるものでもないが、誰にも謝らずに同情される立場になって去っていってしまった。

きっと、憧れを抱いていた戦場は想像以上に過酷で、人を殺すというのがどういうことか、ユダヤ人迫害の果てがどこにいきつくのか、気づいたのだろう。

「箒でゴミを掃くように」と笑ってユダヤ人を滅ぼす未来を語ったその次の出番で「殺さないでくれ」とうずくまる。

ソ連の支配層はユダヤ人だからそこを一掃する、と今後の計画を希望溢れる顔で語ったその次の出番で家族の名を泣き叫ぶ。

これが意図的なのかどうかわからないが、望んだ未来を掴むための行為がそっくりそのまま跳ね返ってくるのがよくわかる演出だった。

3回目の観劇でようやく気づいた。

私は性格が酷く悪いから、もしその場にいたユダヤ人だったとしたら、きっとハンスに「ユダヤ人をゴミ箱に捨てたかったんでしょ、実際にやってみてどうだった?」と聞いていたかもしれない。

ただ、なんというか、後味が本当に酷い。

ハンスだって戦争に振り回され未来を奪われた若者の1人なのだ。

命の重みはユダヤ人と変わらない。

わかってはいるが、詰りたい。

迫害に加担しなければ、出征して戦争に心を殺された被害者として私も堂々と同情できた。

傾倒していないが命令に逆らえずユダヤ人を虐殺してしまった、ならまだ同情の余地があった。

きっと私はお目当ての役を悪者にしたくないのだと思う。

よく推しに殺人鬼の役をやってほしいなどと思っていたけれど、ナチス的なものはどうも苦手らしい。

というか、中途半端に同情できてしまうから見ていて苦しい。

当時のドイツなんか敗戦国だし経済死んでるしで右も左も絶望しかない。

そんな中で何言ってんだか理解できないけれど、それっぽいことを強い口調で話せて、パフォーマンスに長けた人間が出てきたら従いたくなってしまう。

なんせ、自分たちはただ勤勉にやってきたのに敗戦国になってしまったのだ。

自分ではないところに原因を求めたくもなる。

ただ、ルイーゼの父が「前回の選挙まで私たちはドイツ人だった」と言うように、ユダヤ人もドイツ人と等しく苦しんでいることから目を背けてしまった。

名士にユダヤ人が多いのは偶然当時の努力家にユダヤ人が多かったとかそんなことだろう。

根拠はないからただの妄言であるが。

ドイツの富を独占していると言うのであれば、勤勉なドイツ人らしく自身の実力でその座を奪えばいい。

今までユダヤ人から恩恵を受けていたこともあったはずなのに、図々しいにもほどがある。

特別、人種にこだわりのない私が異端なのかもしれないが、ドイツに住んでドイツに税を納めているのなら、どこの血だろうが関係ないだろう。

純血大好きマンは本当に恐ろしい。

日本にもお隣の国が大嫌いな人が少なくないので、他人事には到底思えない。

ちなみに「アーリア人」について軽く調べたら、日本人は「名誉アーリア人」にあたるそうだ。

なんだそりゃ。

枢軸として協力関係にあったからだろうが、そんな簡単にアーリア人の意味を変えられるならこのユダヤ人迫害はなんだったのだろう。

日本人よりよっぽどアーリア人に近いのではないだろうか(根拠もへったくれもない)。

 

お目当ての話から随分遠ざかってしまったが、なんやかんやで非常にしんどい思いを抱え、初日公演後2日間寝込んでしまった。

お目当ての素晴らしい演技を観られたことは大変嬉しいが、これで戦争ものの舞台を4作観たことになり、もう勘弁である。

特に、今までの軍人がメインの作品とは違い、一般人に焦点を当てたのが辛かった。

国のため、愛する人のためという大義名分を背負うことなく、戦う術もなく、ただ大きな渦に巻き込まれて覚悟を背負う間もなく死んでいく。

国家も血も人種も、人を不幸にしかできないそんな大義名分なんかくたばっちまえ。

次は是非、推しにもお目当てにも大変ハッピーな作品に出てほしい。

 

 

最後に。

コロナで騒がしいこのご時世に上演していただいたこと、とても感謝している。

最後に観劇してから約半年。

チケットが次々に白紙になり、生きている心地がしなかった。

舞台は私の生きがいで、半年先のチケットを買うことによって半年分の寿命を得ているも同然だった。

毎日死に場所を求めるような過ごし方をして、そんな中で発表されたお目当ての舞台である。

戦争ものだろうがなんだろうが観に行きたいという思いしかなかった。

劇中、ドイツ人の厳格な女教師とユダヤ人の謎の女性を兼任する役者さんがいた。

プログラムを読むまで、一人二役であることに気づかなかった。

舞台上ではなんにでもなれる。

日本人がドイツ人を演じ、ユダヤ人を演じ。

同じ舞台で違う人種を演じることもできる。

これこそが舞台だ。

映像作品では難しい。

もちろん例外はあるが、その人種に顔つきが似た役者や、海外の役者をキャスティングするのが一般的だろう。

もしかしたら、ヘア・スプレーのように特定人種を日本人が演じられなくなる日が来るのかもしれない。

しかし、それでも舞台には無限の可能性があるし、舞台の必要性は決して消えない。

どうかまた、舞台が私の日常に寄り添う日が戻りますように。

推しの口座に振り込みたい

タイトル通りです。

そしてそれが叶いました。

 

正確に言うとまだ推しではない人の口座だけど。

フリーの役者さんで気になった人がいたので、軽く応援していました。

一応、推しはまだ推しの座にいます。

そのうちどうなるかはわからないけど(いろいろ思うところあり)。

小劇場の舞台に彼が出ることになりまして。

役者名義での予約というものを初めて経験しました。

今までプレイガイドで推しの名前を選択する以外に、推しとチケットがイコールで結びつく買い方をしたことがなかったのでビビりました。

なにしろ、予約メールの宛先が完全に個人メール。

仕事用だと思うけど、役者本人に届くアドレス。

怖い。

事務所とかマネージャーならメールをいくらでも出せるけど、役者本人。

無理ですね。

でもノルマとかあるだろうしと、一般発売前に勇気を振り絞って予約メールを送信(どうすればいいか分からなくて、とりあえずビジネスメールみたいな文面で出した)。

 

そして返信がきました。

業務メールだとわかっていても、役者本人からの返信。

開けられるわけがないんですよ。

通知見た瞬間に心臓がめちゃくちゃ痛くなりました。

でも開けないとチケ代の振込先が分からない。

頑張れ私。

半日うだうだして、ようやく開封

 

 

本人の口座かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

無理じゃん。

こんなの無理じゃん。

てっきり制作側的な感じのところに振り込むものだと思ってましたよ。

えっっっっ名義がめっちゃ役者本人の名前なんですけど。

個人情報晒していいの??????

私がやばいオタクだったらどうするの?????????????

え無理フリーの役者怖い。

間に事務所挟まないと近いうちに心臓が爆発する。

今の推しもすっごい小さな箱に出たときあったけど、それでもプレイガイドだったし、推し本人に直接コンタクト取れるのは接触と手紙くらい。

なのに、ええええ怖いよ。

数時間でメアドと口座情報ゲットできたよ。

仕事用だとはいえ、この距離感恐ろしすぎる。

もし、もしそれを願うことがあるのであれば、どこかの事務所に所属してください。

私の心臓はもう駄目です。

マネージャー相手に踏ん張る生活をしたいです。

 

というわけで、合法的に応援する人の口座にお金を振り込むことができました。

うっかりチケ代に上乗せして振り込んでもいいよね?と一瞬思いましたが、なんとか抑えて、ノルマ達成できますようにの気持ちでチケ代をきっちり振り込みました。

 

久しぶりの観劇がこんなに心荒ぶるものだとは、予想だにしていませんでした。

今から当日のことを考えてワクワク通り越して恐ろしいですが、頑張って楽しんでこようと思います。

これが最後を何度でも

テニミュ秋の大運動会2019

 

なんも覚えてないしなんならオサムちゃん並に記憶捏造してる。

そんなオタクが2日間でぼやぼや思ったことを適当に。

いつものようにポエムが過ぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

観月はじめ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あなたはいつになったらテニミュの舞台からいなくなるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あなたがステージに上がる度に私はこれが最後だと、これが見納めだと覚悟して楽しんできたよ。

おかえりなさい!!!!!!!!!!!!!!!

誰よりも気高く美しく泥臭く田舎者の高貴な中学生。

またユニフォームを着てくれる日が来ようとは夢にも思わなかった。

初期校のみんな。

部長の下に駆け寄る姿を見られるとは思わなかった。

めちゃくちゃ楽しかったよ。

橘さん。

私の中の橘さんは黒髪のままだけど、でも何色でも橘さんは不動峰の部長でみんなに慕われていて組み分けが違っていても部員の目線を引き付けていて、そんな橘さんがずっと大好きです。

全国大会に出場という夢を叶えたあとの笑顔の不動峰レギュラーの姿を見られて私は嬉しかった。

わがままを言えば全員揃ってほしかったけれど。

全国大会お疲れ様でした。

 

みんなそれぞれステージから遠ざかったあとの時間が動いている姿を見られて、王子様って生きているんだと改めて思った。

目が何個あっても足りなくて、1日目がダイジェスト収録なのが本当に残念。

 

8代目が出てきたときに懐かしさが目から溢れてしまった。

8代目大石先輩への恋心が当時のままに蘇り、なんでユニフォーム着ていないのか急に疑問に思った。

あの独特で不思議に満ちて優しい人がそのまま。

8代目本当に好きだったよ。

今でも好きだよ。

横アリにユニフォームを着て立ってくれたらと思ったこともあったけれど、3rdのパシフィコ横浜は8代目だけの聖地。

私の心はまだパシフィコ横浜にある。

こうして全校が横アリに集まったとしても、全員揃って8代目がユニフォームを着て立っていた地が私を離さない。

運動会だってのに2016思い出しておセンチさんだわ。

 

 

あんなに見ていて疲れるラジオ体操は他に存在しないと思う。

見ているだけなのに、体一切動かさないのに、中学生がやりたい放題だからあっち見てこっち見て何度も盛り上がって笑って、座っているだけで1000kcalくらい消費した。

素でラジオ体操を間違える鉄、ただひたすらに美しくこれは社交ダンスかバレエかと思ってしまう観月はじめ、なんか知らんけど気が多すぎるっちゅー話の小春ちゃん果てしなく可愛い、途中で座って小型扇風機で涼み始める伊武さん、ノートを持ってきて海堂様に話しかける乾先輩、菊丸先輩やリョーマくんのお世話をして手塚部長にあわあわする大石先輩、そしてみんなの部長の橘さん。

橘さんにラジオ体操を指揮させたの大正解でしかないし、解釈ド一致だし、私もラジオ体操やりたい。

本当に目が足りないから全員分のカメラ用意して。

そんでもって全部収録して。

金は出す。

ラジオ体操の時点で目が足りない。

速攻ブルーベリーキメてなかったら見逃してたよ。

 

 

 

紅組はな〜4tトラックがいる時点で綱引きで負けるわけないんだよな。

ゴリラな。

キャスティング時からゴリラしかいないと言われていたけれど、ゴリラの力の正しく発揮する場を与えられて各々の筋肉が喜びの声を上げていた(と思う)。

引きずられる田仁志慧なんて二度と見られないぜ。

8代目によってカメラにしっかり抜かれるバネさん好きだし腕の太さも肌の色も全然違っていて笑った。

水筒やお弁当の芸が細かいところも好き。

バネさんはうちわずっと持っていて、多分六角の中で1番六角のことが好き。多分。そう見えてるだけ。多分みんな六角のこと好き。

 

好きって言葉しか出てこなくてまともに書けん。

思い出したら都度追記する。

 

 

 

 

大運動会の何がよかったって、それはそっくりそのまま不満になるけれど、全員揃わなかったこと。

揃わなかったのめちゃくちゃ悲しいし私が石油王なら金の力でキャストのスケジュールなんとかしてた。

でも、現実的に中学や高校の同窓会って全員揃わなくない?

誰それは仕事、家族が、ってなんだかんだ揃わない。

大運動会は本公演ではなく、公式のイベントだけれど卒業したキャストも呼ぶいわば大運動会の名を借りた同窓会。

在校生と卒業生が一堂に会する公式の場。

全員揃うほうが難しくない?

そう考えると、同窓会としてリアリティがあってなんとか不満を押し込めることができた。

まあ運動会なんだけど、同窓会ってことで。

一度別れてしまうと二度と会えない人もいる。

二度とユニフォームを着ない人がいる。

ユニフォームを着ても、真っ暗闇の中スポットに照らされコートの上でラケットを振らない人がいる。

改めて今公演をしているキャストのことを大切に観ようと思えて、卒業した大切なキャストたちの将来を願うことができた。

 

 

 

観月はじめ!!!!!!!!

あなたの場所はずっとここにあるから!!!!!!!!!!!!!!!

どうか遠くまで大きく好きなように羽ばたいて!!!!!!!!!!!

誰よりも気高く美しく泥臭く田舎者の高貴なあなたはどこまでも行ける!!!!!!!!!!!!!

いってらっしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!

 

松島聡がいたよ2019

レポではなく感想

過去最高にポエミー

堂々とネタバレ

思い出したら都度加筆

多方面への配慮なんてできなかった

 

 

 

 

 

今回がSexy Zone初めての友人と横アリを連番した。

2017のペンライトとマフラータオルを貸し、幕が上がる。

 

予想以上に楽しかった。

全体を通して1人の物語になっていて、そのアルバムを通しながらSexy Zoneの今を垣間見ることができた。

タオルをぶん回したり、小学生相手にキャーキャー言ったり、かなり楽しんだ。

菊池風磨のR-18シーンがないと思いきや全員で横アリのど真ん中でR-18と言わずR-25くらいのものを見せてくる。

 

メインモニターが今回はアルバムというか本というかそんなデザインで、Sexy Zoneの物語を映しているかのようだったが、Wonder Loveだけは違った。

暗闇の中、ぽっかりと開いた歪な丸にメンバーの映像が映る。

まるで、彼らだけしかいない部屋の隣からこっそり壁に穴を開け、覗いているようだった。

彼らだけの秘密を知り、見てはいけないものを見てしまった。

そして穴の向こうから目が合う。

彼らは私の存在に気づきながらも気にしないように振る舞う。

いや、私に見せつけているのだ。

誰も寄せつけない、誰も入り込めない倒錯的な世界を。

私は悲鳴を上げることもできず、ただひたすら息を潜めて見守るのみだった。

 

と、まあそのメインモニターの演出だけで物語が作れるほどに凝った作品だった。

実際声を発することができなくて、本当に隠れて覗き見をしているように気配を殺すことに躍起になってしまっていた。

凍りついたという表現のほうが正しいかもしれない

MCで見せた幼稚な下ネタを言ってキャッキャしていた本人だとは到底信じがたかった。

ぽろりんこしょうりって本当になんだっだろうね。

マリウス葉は結構佐藤勝利に塩。

そんな関係性が好きなんだけど、なんで下ネタ覚えちゃうかなあ。

男の子に何求めてんのって話ではあるが、下ネタで年下組をからかう年上組という構図が崩れ始める瞬間を見たような。

マリウス葉も大きくなったということで。

イキウスはちゃんと生きウスに聞こえてたから大丈夫だよ。

エア電話で販促する菊池風磨大好きだ……。

公演後に買おうと思っていたのになんやかんやで買えずに帰ってしまった。

バラードなセクサマ後のセクシーデリシャスなケンティーには一瞬笑いそうになった。

田中圭いたからね。

大好きだもんね、デリシャスだわそりゃ。

菊池風磨のソロにはすごくしみじみとしてしまった。

同世代としてもあの演出を見て、過去を振り返ったり今に立ち止まったり。

お父様との合作というのも演出に一役買っていて、過去現在未来が詰まった曲になっていた。

 

アリトロが個人的に面白かった。

例年通りだとメインステージからバックステージまで一直線にセンターを縦断するが、今回はサブステージの周りをぐるぐる回っていた。

新鮮でなんだか面白かった。

戻るときに前のトロッコを追いかけて全力で走る後ろのトロッコを見るのが大好きなんだけど、誰にも理解してもらえなかった。

 

プンププンプンは去年と同じ振付で、やっぱり電車ごっこが最高に可愛かった。

コールで腕を振り回すの楽しい。

ゼンゼンカンケイナイってCDで聴くとカッコイイけど、会場で見るとプンププンプンみある。

Jrの子と一緒にタオルぶん回して、ヘドバンできたのが良い思い出。

Jrのヘドバンは圧巻だった。

マリウス葉のキーボード叩きは、トリリンガルゴリラを彷彿とさせ、佐藤勝利のぽんぽこドラムは母性が目覚めた。

 

Because of 愛の白黒はとても印象的で、特に中島健人の同時一人二役が目を引いた。

あの白い衣装の裏に人がいるのではと思わせるくらいだった。

 

君にHITOMEBOREは未だに理解できていないがかっこよかったことは覚えている。

なんでSexy Zoneはモニターと光の使い方がこんなに上手なんだ。

これから光の申し子とでも呼ぼうかと一瞬迷った。

 

STAGEからしかわからないが、毎回マリウス葉がツアーのコンセプトを発表するのが地味に好き。

タイトルが英語だからしっくりくるというのもあるし、数々の発言から多様性の象徴とも言えるマリウス葉が代表を務めることによって、Sexy Zoneが時代に沿って花開いていく未来を予想させるからだ。

もしくは、Sexy Zoneが新たな時代を創るような。

 

 

アルバムタイトルを引っさげてのツアーで、彼らの喜怒哀楽がこもった楽曲を存分に楽しませてもらった。

絵本の文字のような優しい字幕も、ページをめくる演出も、暖かくて永遠に続く次のページを感じることができた。

彼らのページはどんどん増えるし、私はページをめくる手が止まらなくなるのだろうと予感させた。

行って良かった。

今後の彼らの活躍に期待しかない。

次はどんな演出で私をわくわくさせてくれるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで止められたら良かったんだけど、どの曲も楽しい分辛かった。

ここから先は感情のままにさらに書きなぐっているだけなので注意。

 

 

 

松島聡がいないことがこんなに辛いと思わなかった。

誕生日の次の日、トイレでひっそりと涙ぐみ、歌番組で泣いた。

その後に発売されたCDはいつも以上に買った。

楽曲を知り合いに聴かせたいという気持ちがいつも以上に強く、多くの人に配った気がする。

特典映像で発表されたコンサートDVDは即日複数店舗で予約した。

CD購入が一段落したら急に気持ちが落ち込んで、カレンダーを結局買うことができなかった。

紅白は薄目で見た。

カウコンはマリウス葉が心配で気持ちが紛れた。

発売されたDVDは封を切っていない。

新アルバムはワンセットしか買えなかった。

友人に勧めるということがなかった。

GW直前までWALKMANに取り込むことができなかった。

情報を8割方シャットアウトしていたと思う。

その間他界隈の現場に行って、そっちはそっちで感情大爆発していたからなんとか人間の形を保っていられたようにも思う。

以前の私を知る人からは心配されることが多かった。

でも、とにかく彼らの情報を見ないことで私の記憶は年末で止まっていて、松島聡がいない現実を遠ざけることができていた。

あの番組は悪い夢だったんじゃないかと、薄れる記憶すら隅に追いやった。

コンサートのために重い腰を上げ、初めてアルバムを聴き、絶望と罪悪と期待と高揚を感じた。

 

今日、4人で完成されたステージを見てしまい、松島聡がいない現実を叩きつけられた。

あの曲もその曲も5人で歌った曲で、なのに松島聡だけがいない。

新曲は、もしここに松島聡がいたら、と何度も考えてしまった。

ああ、松島聡だったらこんなふうなダンスを見せてくれるだろう、こんなふうにマリウス葉の体を触るだろうと、何度も何度も考えた。

中島健人今日も汗だくだなって思ったけど、誰も浴びに行かなかった。

松島聡がいないのに、何事もなかったかのように世界が回っていることを思い出した。

その場にいない1人にひたすら泣いていた。

なんで私はここにいるのだろう。

箱推しで全員大好きだが辛くてたまらない。

とにかく1回は行って、あとはほかのファンにたくさん行ってもらおうなんて殊勝なことを考えて多くは申し込まなかったが、この1回ですら来てよかったのかと思ってしまった。

 

とても楽しかった。

申し分ないくらいに。

隣の友人も楽しんでくれた。

中島健人のバナナにひたすら笑っていた。

ただ、1人いなかった。

 

どんなにアップテンポな曲でも思わず泣いてしまうのだから、過去曲のバラードなんか歌われてしまったらもう歓声を上げることなんかできやしない。

ペンライトを握りしめたままタオルを顔に押し付けるだけ。

水をさしているようで申し訳なかった。

周りに人が少なかったこと、私が泣いていることに友人だけが気づいていたことが不幸中の幸いと言うべきか。

今日のこの公演だけだろうか、誰も松島聡に触れなかった。

それが怖くて怖くて、メンバーの思いやりから来るものだとはわかっていたがどうしても松島聡の存在を確かめたかった。

そして、最後にすべてが決壊した。

カメラを覗く側から映る側へと、走る姿。

それは私の大好きな彼だった。

ああ、私は今の今まで松島聡の目とファインダーを通してSexy Zoneを見ていたのだ。 

アルバムにただ1人彼の写真だけがなかったのは、カメラを握っていたからだ。

ペンライトの熊だけではなかった。

私は松島聡の目に映ったSexy Zoneを見ていた。

松島聡がいない、いないとずっと泣いていたことが馬鹿みたいだった。

いつもであればステージの隅から隅まで必死に松島聡を追いかけて360°ぐるぐると回っていたが、今回は遠かったこともあり、モニターを通して見ることが多かった。

それが私にとっての正解だと知った。

なんだ、モニターにいるじゃん。

オタク特有の拡大解釈をするならば、会場自体が松島聡なんじゃん。

彼らはいつだって5人で、それは精神面だけでなく演出で表現してくれた。

誰だって心の中には松島聡がいる。

だから、松島聡を感じてペンライトを振ろうと思っていた。

ただそれだけだと思っていた。

本当にチケットを取って良かった。

5人に戻るも何も、会場にいたよ。

ありがとう。

フィルター越しに見た空の青をそっと思う。

 

 

 

メンバーの元へ駆け寄るシーンでコンサートは終わっている。

まだ映る側には行けないということだろう。

それでいい。

待たせているなんて思わないでしっかり休んでほしい。

完治するまでゆっくりしてほしい。

1年だって、5年だって、10年だって待つ。

おばあちゃんになっても待つ。

メンバーが戻る場所を守ってくれているから、それを少しでも支えたい。

やり切れなくてファンとしてほとんど何もしていなかったが、もう一度、Sexy Zoneが好きだという気持ちを思い出させてくれたコンサートだった。

あのとき疲れ果ててチケットを申し込まなかったら、そのまま離れていたかもしれない。

戻るまで何もやらない、なんて言って忘れてしまっていたかもしれない。

メンバー一人一人が好きなこと、Sexy Zoneが大好きなこと、全部思い出した。

このコンサートでだって、泣いていた時間の方が長かったかもしれないが、楽しくてキャーキャー言って笑って、そんな時間もあった。

Sexy Zoneが5人でいる限り、

その形を保てるように、彼らの望む夢が叶うように、応援していきたい。

 

もし、このブログを読んでいる人で、復帰するまで行かないと言う人。

思いはそれぞれでしょうから、無理に応援しなくていいと思います。

私は松島聡とあなた方が戻ってきたとき、笑顔で迎えられるようにSexy Zoneを支えていきます。

それが今応援できるファンの役目の1つであると思います。

他担の方で戻るまで行かないと言う人、同じように無理に応援する必要はありません。

ただ、私はこの1件でいつ何が起こるかわからないから、できるときにできることをする必要があることを学びました。

もし気力があるのであれば、あなたの担当がステージに立っている姿を観に行ってください。

あまり不吉なことは言いたくありませんが、やはり何が起こるかわかりません。

5人に戻るまで待っている間、何事もないとは誰も保証できません。

どうか、あなたの大切な人を今応援してあげてください。

 

 

本当はこのブログを書くつもりがなかった。

復帰したとき、何食わぬ顔で平然と日常の続きを書く予定だった。

コンサート、楽しかったよ。

と冷静にテンション高くレポを書く予定だった。

でも、メンバーに駆け寄るあの姿が忘れられない。

この期間も含めてSexy Zoneだと教えてくれた。

乗り越えるべき試練だとは思わない。

彼らが成長するために与えられた壁だとはこれっぽっちも思わない。

避けられるのであれば避けたい事態だった。

でも、なかったことにすべきでもないと知った。

Sexy Zoneを語るのに、言わなくてもいい期間かもしれないが言ってはいけない期間ではない。

だから、私は松島聡をこれからも機会があれば書いていく。

めちゃくちゃ寂しいこと、早く元気な姿を見たいこと、透き通った歌声を聴きたいこと、体全身をめいいっぱい使ったダンスを見たいこと、できるだけゆっくり休んでほしいこと。

記録として、アルバムの1ページとして。

 

 

さて、まずは特番の録画予約をしようか。

そして、セクシーを同じく看板に掲げる松本沙理奈を応援しよう。

Pの皆さん、Sexy Zoneの応援をありがとうございます。

様々なアルバムを購入して感想をTwitterに上げてくださり、嬉しくてたまりません。

いつか一緒にツアーに行きましょう。

 

 

 

ご飯食べられていますか。

眠れていますか。

音楽を聴けていますか。

歌を歌うことはありますか。

アニメを見られますか。

体を動かせていますか。

外に出られていますか。

笑えていますか。

 

どうか、もう一度松島聡の笑顔を見られる日が来ますように。

5人で笑い合う未来が必ず来ると信じて。

 

 

 

 

 

Web拍手を導入してみたので、もし何かあればボタンを押してその先のページでお願いします。

時と場合によりますが、内容に応じてブログ内でお返事いたします。

必要がなければそのようにご記入をお願いします。

四天宝寺公演楽しかった記録

大楽翌日に感情のまま書いてるのでめちゃくちゃな文

しんどさ100%

推敲はしない

各語りにオチがつかないまま次に行く

思いついた順に書いてる

レポではなく感想

 

 

 

四天めちゃくちゃ楽しかった!!!

お笑いの本場なだけあってひたすら笑ってた。

元から小春ちゃん大好きなんだけど、いやあ3rdの小春ちゃんも大変可愛かった。

きゅるんきゅるんとアイドルのようなダンスが本当に愛らしくて愛らしくてお年玉あげたい。

それでいて天才的な頭脳を持ってテニスがうまいんだから小春ちゃんは才能の塊。

セーラー服激しく似合っていてブロマイド欲しい。

春ちゃんにセーラー服着せた人天才。

こなみちゃん結婚してくれ。

春ちゃん!!!チーク何使ってるの!!!めちゃめちゃ可愛い!!!可愛いの極み!!!

ただし私服はちょっとアレ。

あーこういう服着る人いるよね、ボルドーのパンツじゃなくて小豆色のズボン、みたいな。

そういうところひっくるめて全部好きだ〜!!!

テニミュの服装のダサさはいろんな漫画やアニメの中でもダントツだよ!!!

お前がNO.1だ!!!

不二先輩まじでなんとかして。

あと小石川の横顔すっっっごいかっこいい。

眉あたりの骨?がボコって出てんの好き。

あと小石川歌うますぎてやばい。

多分四天の中で1番うまいと思う。

もっとパート振りしてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

海堂様と大石先輩めちゃくちゃ好きじゃないですか、私。

はーどっこい。

しんどい。

覆面被ると海堂様すごい笑顔なの。

反則でしょ。

死ぬわあれ。

勝つためなら笑顔と愛嬌を振りまくこともできるんだなって。

成長だよねそれ。

関東氷帝だと、自分の意地で試合に負けた。

勝負に勝って試合に負けた、みたいな。

もし青学があのとき敗退していたら、すごく怒られたんじゃないか。

やっている試合はダブルスなのに、シングルスコートにボールを打ち続けて、公式試合で練習するなとか言われそうじゃない?

多分レギュラー陣は言わないけど、平部員や熱血な保護者たちから言われそう。

だから今回、ライバルの意見を聞いて自分とは真逆の性格になりきるって、チームとしてのポジションを意識したんだなあと。

不二先輩が負けたのも大きいと思うけど、でも常に無愛想な人が勝つためににこやかに愛想よく試合するなんて難しいでしょ。

あ〜好き。

海堂様は神様すごく好き。

 

大石先輩今回試合なかったけど、ベンチ芸好きだったな。

心配性すぎて、タカさんはいいからとりあえず今すぐ胃薬飲んでって思った。

タカさんの試合を見守る大石先輩好きすぎて無理。

ていうか今回の大石先輩横顔美しすぎない?

お顔めっっっっっっちゃちっさいし、首長いし、羨ましいわ。

菊丸先輩の声にだけ反応するの極端すぎてわろ。

合言葉の大石先輩は石田隼乗り移ってた。

 

タカさんな〜〜〜しんど。

これがラストゲームってこと展開知ってるから余計になんだけど、中学卒業したらテニスやめるってそんな状況で最後の力を振り絞るの無理……しんどい……。

気は優しくて力持ちが素な人で、最後まで優しかった。

亜久津先輩のこと1回だけ振り返るの辛い。

頭が朦朧として考えも解釈もまとまってないからしんどいポイントつらつら書くbotになってる。

お荷物発言絶許っすわ。

俺はお荷物になりたくない、のところで手塚部長が小さく首を横に振るとか、みんな任せたよ、のところで手塚部長が小さく任せろって言うとか、タカさんに対して手塚部長が優しすぎて泣いた。

いつも厳しいし人を思いやる言葉をほかのレギュラーほどわかりやすくたくさん言う人ではないけど、部長として礼を言うのところで個人的にもめちゃくちゃ礼を言いたいんだろうなって思った。

手塚部長は桃城海堂よりレベルの高い不器用っ子だから。

不二先輩のヤッテミナキャワカラナイヨ!!!!!!めっ好き。

声でかい。

今回の不二先輩もわりとっょぃけど、3rd最強はやっぱり8代目かな〜とか。

不動峰戦でも思ってたけど、あの不二先輩なら絶対波動球をノーダメージで返せるし、むしろタカさんを庇うレベル。

好きだったな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

あ〜〜〜〜〜〜青学好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜今回の新曲ぶっちゃけどうしたって思ったし、はしゃい飛び跳ねる手塚部長に恐れすら抱いたけど結局好き〜〜〜〜〜〜〜〜ガンガンウーウードンドンアーアー好き〜〜〜〜〜〜四天がドンドンドドドンだしチャチャチャだから合わせてきたんだろうけどその方向性合ってる?って聞きたいけど好き〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

曲がそれぞれ解釈合っててしんど〜〜〜〜〜〜〜い!!!

振り付けが神がかってるよ!!!

This is my bestの振り付けがいちいち心臓に刺さる。

君に誓おうのところの利き手と逆の手でくるくるするところ死ぬほど好き。

ていうかもう全部好き。

振り付けといえば全氷の青学校歌のサビが死ぬ。

あとThe Topのイントロの大石先輩はちゃめちゃにかっこよすぎる。

あれ見る度に惚れ直す。

あ〜〜〜〜〜〜〜一生テニミュ見て生きていきたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

不動峰大好きで大好きで昨日号泣して今目が腫れてるの辛い。

橘さんは冒頭にちょこっと試合するだけなのに、今回の公演で1番しんどい。

この前3rd始まって4年経ったことを知って、不動峰のプレビュー公演行ったときからそんなに経ったのかと驚いた。

私の推し校は実を言うと全然違う学校なんだけど、不動峰が好きすぎてお財布の許す限り通ったし、遠征もした。

本当に思い入れのある学校。

3rdの立ち上げが青学8代目と、この空夢さん率いる不動峰で本当に良かった。

物語の展開は、不動峰をボコボコに負かした学校を青学がなんとか倒すというのが多くて、どの公演も辛かった。

ラフプレーのときも見ていられなかったけど、四天公演の、不動峰の選手の上位互換選手が出てきたことが苦しかった。

彼らの武器は全国の中では通用しなくて、あの子らの血を吐くような努力は才能には勝てないんだと思い知った。

そして相次ぐ棄権。

四天に勝つには主力選手を先に出して、最初から全力で戦うしかなかった。

それでも2試合とも棄権した。

橘さんはもう準決勝に進むことはないとわかりきってたと思う。

千歳相手に個人で勝てたとして、その次の試合で勝てるとは到底考えられなかった。

だから、橘さんの選択は間違っていない。

自分が過去に奪った千歳の右目の死角にボールを打つことなく、全力を出して負けた。

けじめとして千歳のスマッシュを右目に受けた。

橘さんらしいと思う。

いつも正々堂々としていて、曲がったことが嫌いで、唯一の3年生として2年生たちを凛とした背中で引っ張り、彼らの心の拠り所であり続けた。

だから私はあの選択を許すことはない。

中学生活最後の試合で旧友と戦えて楽しかったと思う。

いつも橘さん橘さんと後輩に慕われて、苦境から救ってくれた救世主だと崇められて、そんなの中学生が背負う重荷じゃない。

千歳と再会して、きっと久しぶりに対等な会話ができたんだと思う。

橘さんは神様じゃない。

でも2年生からしてみれば神様だった。

テニスができない環境から救い出してくれて、新しいテニス部を一緒に作って、周りの大人が誰も助けてくれない中唯一の光だった。

あそこで千歳の死角に打つ橘さんは橘さんじゃない。

あのけじめこそが橘さんを橘さんたらしめているものだ。

死角に打ったら多分私は橘さんを好きじゃいられなくなる。

でも、どんな方法を使ってでも勝ちに執着してほしかった。

次の子がラケットを握るチャンスを作ってほしかった。

五体満足でテニスをできる能力があるのに、環境のせいでラケットを握らせてもらえなかった彼らに、負けてでもいいからコートに立たせてほしかった。

相手の弱点をつくのは立派な戦術だ。

跡部だって手塚の怪我を知ったからこそ持久戦に持ち込んだ。

観月さんはリョーマくんの目を狙うように裕太くんに指示を出した。

卑怯でもなんでもなく、作戦の1つに過ぎない。

橘さんは中学生だ。

今まで大人であり続けなくてはいけない状況下で、最初で最後のわがままがあの試合だ。

2年生視点で見てきたから、私も橘さんを英雄扱いしていることを自覚している。

最後の最後まで自分を犠牲にしろなんて言えないけど、犠牲にしてほしいと思ってしまった。

青学戦で、伊武さんは橘さんに順番を回すために目を怪我したリョーマくんの死角にボールを打ち続けた。

伊武さんはどんな思いで千歳と戦う橘さんを見ていたのか。

どうにかして全国まで繋げなくてはいけなかった頃と、全国のコートに立った今では気持ちにも差は生まれると思う。

でもやっぱり、2年生には1回でも多く試合をしてほしかった。

橘さんはなぜ不動峰でテニス部を作ったのだろうか。

テニスを奪われた2年生(当時1年生)を千歳に重ねたのか。

罪滅ぼしのつもりだったのか。

自分がテニスをしたかったのか。

同情したのか。

本来なら大人が対処することを橘さんはやってのけてしまった。

ほかの学校であれば顧問が責任を負ってくれる、子どもの部長でいられたけど、橘さんは全責任を追う。

部員の面倒を1人で見て、監督もして。

そして全期待を背負って。

過去も背負って。

最後くらい部員も学校の名前を背負う責任もほったらかして、目の前の相手だけに向き合っていたいのも当然だ。

ほったらかしにするという気持ちはなくて、自分の思い描いたテニスをしたかったのかもしれない。

自分が過去に怪我をさせた相手の死角を狙うことも無意識に打つこともなく試合を終えた橘さんを誇らしく思うし、次に繋げるためになりふり構わず戦うことをしなかった橘さんを恨めしくも思う。

九州二翼の橘より不動峰部長の橘を選んでほしかった。

金髪より黒髪のほうが絶対似合ってると言いたかった。

 

橘さんの生き様は悔しいくらいにかっこいい。

橘さんのようになれない人間が逆恨みしてしまうほどに。

なんだかんだ恨み言を書き連ねたけど、大好きで仕方がない。

橘さんは不動峰の道を照らした光で、不動峰の2年生だけでなく、私たちファンも導いてくれるテニプリ界きっての部長だ。

そして、その完璧な部長を演じてくれた空夢さんは、3rdのスタートを仲間と共に走り、昨日、1人で幕を下ろした。

空夢さんには感謝しかない。

4年もかけて全国まで戦ってくれてありがとうございます。

正直、これから毎日どうやって生きたらいいかわからないけど、いつかまた会えると信じてその日のために頑張りたいと思う。

 

【ここだけ追記】

ブログありがとうございます!

不動峰を最後まで愛してくださってありがとうございます!

最後まで憧れの橘さんでいてくださってありがとうございます!

千歳要素のほうが強くて当たり前な公演ですが、時折不動峰のことにも触れてくださっていて本当に嬉しかったです!

 

多分届くことはないけれども!

私は感謝しかないです!

好きです!!!!

ありがとうございました!!!!!

 

 

 

不動峰について長すぎた!!!

でも不動峰めちゃくちゃ好きなの!!!

やっぱり最初から見たからかな???

青学が勝ち上がる度に、裏で不動峰も勝ち上がってるんだなとかつい考えちゃうんだよね!!!

不動峰は第二の主人公だと思うよ!!!

あの苦難は主人公レベルだよ!!!

苦難から始まってようやく立ち上がったら大きな壁にぶつかって、挫折して乗り越えて挫折して乗り越えて……

不動峰に幸あれ。

不動峰は!!!

部活立ち上げて約1年で!!!

全国大会ベスト8になりました!!!

7人のうち6人はろくにラケットを握ることもできませんでした!!!

理不尽な暴力を受けていました!!!

7人は自分たちの力でテニスをする権利を掴み取りました!!!

その彼らがベスト8!!!

これを快挙と言わずになんと言おうか!!!

ベスト8を誇れ!!!

今年のレギュラー陣7人のうち6人は来年も残る!!!

来年は優勝だよ!!!

絶対もっと強くなれるから!!!

でも来年海堂様勝って!!!

海堂部長に優勝旗を!!!(台無し)

 

ていうかどの学校もみんな好きだからみんな優勝してほしいよ〜

頑張る君は一等賞だよ〜

夜空に輝く星オンリーワンだよ〜

公演終わってほしくないよ〜

次決勝とか死ぬしかないじゃん……

無理みが強いよ〜

今死ねば私の中で3rd終わらないんじゃないかということに気づいたけど、3rdを最後まで見届けると約束したから頑張るよ!!!

みんな大好きだから決勝戦頑張って😭😭😭😭😭

 

 

以上!3rdシーズンの半分を不動峰で占めたオタク泣き言でした!!!